ロランスで「ただ朝起きる度に、手に入られなかった未来を思い描くだけ」というようなセリフがあったけど、

今はそんな状態。

一瞬でも愛を感じたのは本当だったし、

タイミングがずれてしまっただけで、こんなにもうまくいかなくなるものなのか。

ただ、何があってもそういうことあったのは事実だし、

これを憎しみみたいな感情に置き換えるのは絶対に間違っているので、しない。

 

本当、ただ今はその失った悲しさと、

自分の何もなさに途方に暮れている感じだ。

なんか、急に馬鹿馬鹿しくなっちゃってさ、

いや、真相は分からないけど。

後から見返して、クソみたいな気持ちになりたくないから

書かないけど、多分結局他の人が好きなんだろうな。

とか言いながら、今も写真見ちゃったりして、

ああくそ、まだ好きなのに、とかいう変な気持ちになったり、

少し思い出しそうになったり。

けど、そういう時間かなり減ってきてるし、

気持ちもそこから離れてきてるから、随分マシになったか。

僕もね、かっこいい男になりたかったよ、チクショウ。

 

まだわからないけど、結局このまま何も起きなかったかのような気になって、

それぞれただ忘れていくだけのような気がするよ。

それに、このことがきっかけで色々気づけたことが本当に大きかったし、

彼女にはそれでも感謝してるよ。

愛だって、一瞬でも感じられて、その間は幸せだったよ。

その分、別れはつらいなあ!

春の別れはつらい。

 

今日は面接行った後に、六本木に五木田さんの展示を観に行った。

最初、ギャラリーの場所が移転していて辿り着けず、

どこかの商業施設の前で立ち止まってiPhoneでマップを見ていたのだけど、

無意識に涙が出てきてしまって、スクリーンの上に涙の雫が一滴落ちた。

ああクソ、泣いちゃってるよって思った。

 

その後、無事ギャラリーは見つけた。

展示、事前にSさんに少し話を聞いていたし、期待は大きかった。

その期待を更に超える内容の展示で、本当にあの瞬間、ただただ美しいものを見るのが幸せだった。

そんな中、Aちゃんと一緒に見に来れたら、Aちゃんはどう思ったんだろうとか

かっこいいから教えてあげたいな、とか思った自分が、もう悲しくて惨めだった。

五木田さんの黒は、光を全部吸い込んでしまうような黒で、

その黒をじっと見つめていると、そういう気持ちは落ち着いた。

勝手な話、その黒に自分のそういうものを沈めてきたような感覚さえある。

 

最近Oさんに聞いた、最強のレスラーの話を思い出した。

真相はわからないけど、頭にあるイメージがこんなに自在に描けたら

もう楽しくてしょうがないだろうなと、勝手に想像した。

 

帰り、もう自分もとにかく辿り着くために絵に集中するしかない、

お前やお前のその彼には描けないような、クソ美しいものを作ってやるという気持ちで、

勇んで歩いていた。

昨日も行った画材屋で更に画材を買い込んで帰ってきた。

 

YouTubeでキャンバスの貼り方のビデオを見ていると、面接先から電話がかかってきて、採用が決まった。

けど、嬉しさは感じなくて、ただ不安だった。

ほとんど1年くらい、ずっと家にいて、外で働いていなかったので、

急に週5日とか働いたらどうなるのかわからない。

制作の時間を作るのが大変になりそうなのと、遊びができなくなりそうなのが嫌だ。

耐えられなければすぐにやめるつもりだけど!

 

とりあえず今決まってる展示には、遺作というか命懸けるような気持ちで取り組むつもりなので、

それは譲りたくないし本気でしたい。

なんで、そう思うかって、あの子に捧げたいとか見てもらいたいって気持ちが根底にあるような気がするんだけど。

まあ、もうその頃にはきっと何も届かなくなってると思うな。

けど、関係ないよ、やるよ。

 

だって、何もしないと何も起きないしな!

クソ美しいものを作ってやる。

結局、少しの間、幻をみていただけで、

全部何でもなかったんじゃないか、という感覚が一番しっくりくるときがある。

今朝になって急に客観視できるようになって、

もうどうしようもないんじゃないかと思うし、

今日からは昨日程狂ったように彼女の幻影を追わないような気がしてきた。

 

こんなもうどうにもならない状況なのに、そうは言わない周りの人は優しいと思う。

昨晩は人に会って、彼女の話ばかりをした。

とにかく時間が経ってなさすぎるということも、馬鹿だけどやっとわかった。

その間にも、ミスしてしまったことは多い。

少し悔やむ。

 

とは言っても、やっぱり彼女とのコミュニケーションそのものは諦めたくなくて、

飽くまでもポジティブで、とりあえず自分のことに集中して、

するべきことをして先に進もうと思う。

今日はその一歩として、これから面接がある。

早く環境変えたいので決まると良いな。

 

お金ができたら画材を買って、展示に向けて制作をする。

本も作る。

結局、その子のこと以外は、(環境)出会う前とは変わっていなくて、

ただ今までにしてきたことを殺さないで、大切に続けていくしかない。

その子と出会って、ごまかして無視していたこと、自分のまずさに気づいただけで、

そもそも最初からこうだったんだ。

 

何もしないと何も起きないので、とりあえず頑張ってよ、自分。

誕生日が過ぎて、31になった。

誕生日は元彼女と美術館にいって過ごした。

あの子に「誕生日は一緒に過ごそうね」と言われていたのを、

思い出しながら思い出さないようにしていた。

昨日も、色々考えてしまったのだけど、

結局全て幻だった、夢をみていたという風にとらえるのが一番楽かもしれないと思った。

そうは言ってもなかなかうまくできるものでもないし、

今日だってまたラインして、余計に関係が悪くなってしまったように感じる。

「追いつめないで」と言われた。

もう、こうなると八方塞がりだと感じてきた。

なのに、諦めない自分は少し異常かもしれないな。

早くこの狂った状況から脱したい。

けどさ、やっぱり忘れたくないんだよな。。

 

彼女の中では全てもう済んだことになっているようだけど

(それがまたつらい)

 

元彼女は誕生日一緒に過ごしてくれたけど、

もちろん愛なんてなくて、それもそれで虚しい気持ちになった。

一人でいるよりかはずっとマシだったからありがたかったけど。

幸せを人との付き合いで求める方が間違っている、と言われた。

人と比べて、自分を不幸だと思うのも違うと。

自分の生き方がいまだによくわからない。

 

とにかく、寂しさと虚しさが強くて、自分は愛がとにかくとにかく欲しくて苦しい。

と正直に思う。

 

明日は、バイトの面接があって、履歴書を書かないといけないのに

もうなげやりでもないけど、集中できないとかどうでもいいみたいな感じになってる。

 

こういうときにも、「まともに生きたい」という気持ちが真っ先に出てくる。

「まとも」とは何だ、自分は社会を気にし過ぎているかもしれない。

そっちから外れ過ぎているから、もう今更考えてもしょうがない、とも言われた。

 

今日は昼に出かけて、靴とキャンバスを貼るための道具一式を買ってきた。

もちろん、今とは違うところに出て、前に進む気は強くある。

 

ただ、僕の中にはまだ彼女と過ごした時間に記憶や感覚が濃くあって、

それを突然失った喪失感が耐えられなくて、

今はただただ好きな人に愛されたい、愛で満たされたいという気持ちだけしかないよ、正直。

 

向こうには終わったことだから、完全にこちらの一方通行で、

何を言っても悪い方にしかならないのが、

もう苦しくてしょうがない。

ダメだったんだと思うように、自分をしむけたいのに全然できない。

 

ここで踏ん切りがつけば、多分もう少し楽に幸せになれる。

良い絵だってもっと描けるようになれると信じているよ。

 

誰かハグしてくれ、、、

彼女と出会う前、ラインでやりとりしてるだけのときはよく彼女の夢をみた。

 

会ってからは、一度も彼女の夢を見ていないような気がする。

こんな風になってしまってからも。

 

今朝は、人の良い女性編集者から漫画の仕事をもらっていて、

それどうしますかというやりとりを電話で、どこかのエレベーターの中でしている夢だった。