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君はいつかきっと自分自身の美しさを思い知ることになる。
必然的に。
僕が言ったこととかはそのうちに関係なくなって、自分自身でそれに気づくと思う。
自分のことがよくわからないのは僕も一緒だ。
前から、今もそう。
たまに自分のことも無理矢理こうだって決めつけて、そっちの方に引っ張っていってやり過ごすけど、本心でそう感じているかはいつもわからないし、何が本当かもよくわからない。
自分には何も無いような感覚は常にあって、最近はそれに囚われるのに耐えられなくなって、もう何も考えない諦めみたいなのもあるし、同時に根底には何かあるような何の根拠もない確信のようなものもあって(鍾乳洞みたいな、穴のような洞窟の奥底にほんの少しの水たまりがあるような感覚)、それを漠然と信じているようなところもある。
それは時間がかかって、人との繋がりの中で少しずつ照らされて見えてきたようなことで、一度見つけたら揺らがないようなもの、だという感じがしていて、自分はとにかくそれにすがって生きているところがある。
きっと君もこれからたくさんの人に出会い、自分のそういうものを見つけていくと思う。
アドバイスじゃない、勝手に一人で話してるだけ、自分のことをなぞっているだけ。
少なくとも、自分は君の美しさを知っている。
自分の美しさをいつか思い知ることになる。
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理由や根拠なんて別になくてもいい。
何も意味ないほどこと尊いことがある。
何のためにもならないこと、何が起きたのかわからないで、何もなかったように過ぎていくこと。