昨晩は、制作中の図案のことで遠くのご夫婦と久しぶりに電話で話をした。

話をするのは1年ぶりだった。

話し始めた途端に、自分の緊張がするするとほどけて安心するのを感じ、

何故か僕はそれに抗わなければいけない、と思い緊張をピンと保ちつつお話した。

僕は東京にいるから。

お声を聴くとふたりに会いたくなった。

 

それはもう何とも言えない、不思議な安心感だった。

本当の在り処に近いのかもしれない。

 

図案を考える際、声を聞いた方がいいと感じた。当然だけど人の思いがある。

最後まで心、でつくりたい。

 

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自分の卑屈に身を委ねて、そういう思考でものを捉えるのはだらしのないことだ。

ポジティブでいるというのは、馬鹿正直というのとも違っていて、

誤摩化し、ということとも違っていて、自分の中の小さい光を頼りに

張りつめながら進むこと、かも。

 

そういう卑屈になる環境に身を置く、ということもまただらしのないことだと思った。

しっかりしよう。