ずっと悲しみの中で生きている。

もうそんなことは当然。

 

いつだったか、頼りないスピーチをする僕を見守る、

優しい人の目を思い出している。

誰だったかは忘れたし、現実か妄想かもよくわからないけど。

 

悲しみは、きっといつまでもなくならないから、

僕の悲しみは誰にも伝わらないし、どうにもならないから

雪になってどっかの山にでも降り積もり続ければいい。

僕はその山を見続ける、この窓から。ずっと。