■
書くタイミングがタイミングだけにいつも誰かに恋してるやつみたいになってしまうけど、
その後別で恋人ができて一ヶ月もしないままに別れてしまった。。
Aのことはこれで忘れられそうとか思ったりしつつも、Aとうまくいっていたら今こんな風に思ったりしないで済むのにとか、気づくとAと比べてしまっているときとかあって、自分は本当にどうしようもないなと思う。。
そして失った途端にもっと尊重すれば良かったとか都合がいいことを思ってしまったり。
いい加減学習しないとと思うし、自分もうどうにもならないのかも、、とも思う。
東京に侵されていなくて、とても優しくて純粋でいい子だった、、
もう、こうなるといよいよ絵に集中するしかないでしょって思う。
せめてそれに没頭できれば、もういいって思うんだけど
うまくできるかな、、
また比べてしまうが、Aのときほどじゃないけど、今は寂しさが、信じてた愛がなくなってしまって、また空っぽで無防備な裸の状態になってしまった感覚があって、まあとにかく虚しさ、、
■
昨晩の予感の通り、今日ははじめて仕事をさぼった。
絵のことがすっきりしないから気持ち悪くて、絵を描きたかった、、。
自分が今何を感じているのかハッキリさせたい。
あの子のことはもう諦めたけど、
それでも今でも心の奥底にそのことがまだ根付いてるのを感じる。
悲しさ。
Free smokeが恋しいなんて言ってみるけど、彼女のことが恋しいんだ。
ごちゃごちゃしないで、もっとシンプルに生きたいよ。
絵もそう。
なかったものを、なかったことなので実体をつかむのは無理なのに、
追い求めてる感じだ。それがずっと続いてる。
起きたことなのに、なかったこととして扱われ忘れ去られてしまう物。
起きると思っていたけど、起きなかったこと、それを起きたことのように思ってしまうこと。
もう少しハッキリしてきたらFさんに連絡しよう。
■
何を考えてるか分からないとき、何を感じているか分からないとき、
絵も何を描いていいかわからなくなるんだけど、
(好きなことが多過ぎたり、ただ好きなもののムードに引っ張られてるだけで、
自分自身のムードでなかったり。)
そういうときは言い訳を重ねるみたいに、ただ綺麗だと思うポイントを
重ねていって、どこを見ていいのかよくわからない、
印象のよくわからない絵が出来上がる。
僕自身、その絵に何も感じることはないし、何かを感じようと探してるときもまた
言い訳を探しているような気分になって少し気持ち悪い。
誰かに見てもらって、話を聞いてみたい。
自分一人でよくわからないことも多くある。
■
多分、自分が何を考えてるのかよくわからない状態のまま、
ずっと過ごしていて、
自分が何を考えているのかよくわからない状態が身体に馴染んで当たり前になっているような気がする。
どうやって今生きてるのか。
ただ快楽が選択肢を選ぶようにしていて、
磁石みたいにそれに必然的に引っ張られて、
何かに引っ張られ続けて流れで生きているような気もする。
そういうことは自然だな、とも思う。
正直、こんな状態でも生きていられるとは思っていなかった。
むしろ生きていくためにそういう状態でいるのかな、わからないな。
絵の仕上げ方もよくわからなくなってしまった。
それか変態中なのか。
4月から外で働き始めて、家にいる時間の方が少なくなった。
仕事場に行くと自分のスイッチが切り替わる感じがするので、
前みたいに自分の状態を探るのは難しくなった。
なので、絵も何を描いているのかよくわからない状態で、
完全に素人になった気分で絵を仕上げようとずーっとたらたらと描いている。
そうは言っても自分は純粋に絵描きだと今でも思っているけど。
Blonded radioが、生活の中の一番の楽しみになっているかも。
■
今日は何てことない日だった。
絵も描いていない。
Aからは返事はこない。
どうすれば居心地の良くなるかということだけを考えている。
前に会った女の子にもう一度会って、ご飯だけ食べた。
どうしてもAと比べてしまったりするのだけど、
この子のことはそういう風に好きになれないと思うけど、
一緒にいるのは苦痛じゃないというか、心地がいい。
一緒に寝られたらもっと良かったかも。
どんどん記憶を上書きしていきたい。
■
あれから、1週間くらいしかたってないのに、
なんとなくメッセージを送ってしまった。
会いたいとか話したい、という気持ちはもちろんあるんだけど、
やっぱりもう終わってしまった気もしていて、
今メッセージを送ってみると何が起きるんだろうという興味もあった。
結果は返事が返ってこない、という。
くよくよしてるわけじゃないけど、あの時間は何だったんだろう。
僕はあの時に、本当の愛を感じたと思ったけど、
それもそもそも本当だったのかどうかもわからなくなってきた。
まあ、いい。
どうせ今自分にできることは決まってるし、
それを知っているのでするしかない。
自分のことを自分でするしかない。
寂しいけど。
--
今日は机にニスを塗って、乾かす間にキャンバスを張った。
昨日までと同じ部屋にいると思えないほど、
気分が違う。
キャンバスは張りが甘く、ぶよぶよの感じになってしまったけど。
Yが絵を送ってくれそうにないので、
自分で飾りたい絵を描こうと思って考えている。
自分のために描く、となると自分が何が欲しいかというのを考えるだけで、
ただ飾りたい絵を自分でつくるというのは、すごくピュアな気がするし、
イメージもすーっと急に出てきた。
結局自分の中にある風景を、窓からのぞくみたいに、
画面に取り移すだけなのかも。
夜は走った。適温でフォレストガンプみたいに、そのままどこまでも走っていってしまえそうだった。
アイデアも湧いた。
結局、別に今は誰の要望もないわけだから、自分が欲しい絵だけを純粋に描くっていうことでいいのかも。
誰かに何か訴えかける必要もないのかも?
起きたけど、誰にも気づかれなかったこと、
起きたけど、なかったこととして忘れられていくこと、
起こると思っていたけど、起きなかったことの予感、
起きたと思っていたけど、現実に何が起きたのかわからないこと、
そのまま幻のようになってしまうこと、
のようなものたち。
--
渡されることのなかった手紙、について昼に考えていたら
夜に間違った手紙がうちに届いていた。
しかし、名字は僕と同じで下の名前も
親が僕の名前をつけるときに第一候補で考えたものだったので
次元が歪んだような、自分が今までとは少しずれた世界の自分になったような気分になった。